デジタル一眼レフの利点のひとつに、フィルム時代のレンズ資産をそのまま流用できるというものがあります。しかし巷ではフィルム用の広角レンズはデジタルと相性が悪いと言われています。実際にそうなんでしょうか。実験してみました。
さて、この作例は同じ被写体をほぼ同時に撮影したもので、倍率は 100% です。この作例は以下の2本のレンズで撮影しました: Ai AF Nikkor 20mm F2.8D Sigma DC 18-50mm F2.8 EX D この作例を見ると、明らかに右の写真の方が画質は上です。左の写真は色の滲みや画像の流れが確認できます。実は左の写真は単焦点レンズである Ai AF Nikkor 20mm F2.8D の画像で、右はズームレンズの Sigma DC 18-50mm F2.8 EX D で撮影されたものなんです。シグマレンズはいわゆる「デジタル専用」レンズで、ニッコールは当然フィルム時代に産まれたレンズ。この作例を見る限り、勝敗は一目瞭然で、シグマに軍配があがります。 単焦点がズームに(それも純正レンズがレンズメーカーのレンズに)完敗を喫する結果になったわけですが、やはりデジタルにはデジタル専用レンズが相性が良いようです。特に広角レンズはデジタル専用が良いと思います。しかしこの結果を見ると手持ちのフィルム時代のレンズをデジタル専用レンズに買い換えたくなってしまいます・・・でもそれなら最初から別にニコンのデジタル一眼にこだわる必要なかったなぁ、と色々考える今日この頃。
by tarosworld
| 2006-08-15 16:25
| 写真・カメラネタ
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