山を歩く際の装備

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前回のエントリーではオリンピック半島で撮影した写真を紹介しました。オリンピック半島は全体が雨林で覆われ世界一の大きさの杉の木など非常に豊かな自然を楽しむ事ができます。しかしその多くはクルマでは辿り着けない場所にあり、数時間かけて森の中を歩かなくてはなりません。従ってなるべく軽装備を心がけ、余計なモノは極力持って行かない事が良い写真を撮る秘訣になります。

今回持って行った機材のリストです。

Nikon D5000
AF-S DX Nikkor 18-55mm F3.5 - 5.6G VR
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
Sigma 10-20mm F4-5.6 EX DC /HSM
Gitzo Mountaineer GT1541
Lowepro Pro Trekker 300 AW
Camelbak

レンズは標準ズームレンズであるAF-S DX Nikkor 18-55mm F3.5 - 5.6G VRの他に中望遠マクロと超広角ズームの3本。実戦では標準ズーム9割がでの撮影でした。マクロレンズはごく限られた小さな植物の接写と山の夕焼けに、シグマの超広角は世界最大の杉の木を撮影した際に使用した以外あまり使う気にはなれませんでした。

三脚は購入したばかりのGitzo。薄暗い雨林を絞って撮影する為に三脚は必須ですが、重い三脚では機動力に影響して良い写真が撮れません。カーボンファイバー製の三脚は機動力があり、その重さは全く苦にならず行きたい所で撮りたい被写体を撮る事ができました。コレ以外の三脚では今回撮った写真の多くを撮る事ができなかったでしょう。

カメラボディは所有する一眼レフでは一番小型軽量のD5000。これは大正解でした。常時三脚にマウントした状態でも片手で何の苦にもならず歩き回れますし、さらにバリアングル液晶モニターは頭上の被写体を無理無く楽に撮影でき、本当に重宝しました。

また、何時間も歩くのでリュックは必須です。そして当然水分補給が必要なので、私はCamelbakのストロー付き水筒を利用します。この水筒はストローが胸元までに伸びるので、歩きながら水分補給が可能です。私がよく使うリュックはLoweproの大型のもので沢山の機材が入って水筒も内蔵できる優れものですが、欠点は機材へのアクセスがし辛い事です。今回9割の写真を標準ズームで撮影しましたが、理由は使用頻度の高い焦点距離である事の他にリュックに格納している機材を頻繁に出し入れするのは非現実的だったからです。ですから頻繁にレンズの付け替えをする場合はこのリュックは使えません。と、言うよりも全てのリュックは使えないと考えた方が良いでしょう。リュックはあくまでも目的地へ機材を運ぶためのものであって、歩きながら撮影するという場合はウェストベルトにレンズケースという装備が唯一の選択肢のように思えます。下の写真はLoweproの製品です。
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今回の経験を踏まえ、次に雨林へ撮影にでかける場合は以下の装備で臨みます:

Nikon D5000
AF-S DX Nikkor 18-55mm F3.5 - 5.6G VR
AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR (購入予定)
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
Gitzo Mountaineer GT1541
Camelbak
Lowepro ウェストベルトとレンズケース
水筒内蔵可能な普通のリュック

今回との違いは望遠ズームとウェストベルトの追加、そしてカメラ専用リュックを一般のリュックに替えることです。望遠ズームは鹿や鳥などの野生動物に出会った時に使う為で、今回何度も悔しい思いをした教訓です。レンズは全てウェストベルトに格納し、リュックはCamelbakを内蔵できるタイプのもので、上着や食料を入れる為のものとして使用。これで体感重量も機材へのアクセスの問題も一気に解決できます。

出発前は「良い写真を撮るゾ!」と機材はNikon D3に三大元を持って行くつもりでしたが、本番前にその装備で近所を歩いたら1時間もしないうちに肩は凝るわ首は痛くなるわ手首はしびれるわで惨憺たる結果に終わってしまいました。写真を撮る道具はスペックなどの絶対的な性能の他に、機動力などの性能も非常に重要である事を思い知った次第で、TPOに応じて最適な機材を選択する事の重要性を再認識した旅となりました。
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by tarosworld | 2010-09-04 13:43 | 写真・カメラネタ
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