ノクトニッコールはコマ収差を極力排した設計で有名なレンズです。58mm F1.2という明るさは露光時間を最小限に抑えたい天体撮影には理想的なスペックを誇ります。この写真は地平線付近の夏の天の川を撮影した写真。ISO 3200、絞り開放、露光時間は6秒。たったの6秒なので地球の自転による星の移動は地平線付近でも見られません。 ノクトニッコールは開放からコマ収差を良好に補正していて、多くの天体写真家に愛好されています。しかしどのレンズにも共通することですが、開放よりも1、2絞り絞った方がシャープです。開放では周辺光量も落ちますが、パソコンによる画像処理が発達した現代ではあまり問題にはならないのかも知れません。この写真も開放での撮影ですが、画面で見る限り不満はありません。それよりほとんどスナップ感覚で天の川がこんなにハッキリ写るなんて、フィルム時代には考えられなかったことですね。 Nikon D3 @ ISO 3200 Ai Noct-Nikkor 58mm F1.2S @ F1.2 開放 露光時間 6秒
by tarosworld
| 2010-08-18 13:49
| ギャラリー
|
カテゴリ
以前の記事
2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2011年 07月 2011年 05月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 08月 2008年 03月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||