ノクトニッコールによる星空の描写

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ノクトニッコールはコマ収差を極力排した設計で有名なレンズです。58mm F1.2という明るさは露光時間を最小限に抑えたい天体撮影には理想的なスペックを誇ります。この写真は地平線付近の夏の天の川を撮影した写真。ISO 3200、絞り開放、露光時間は6秒。たったの6秒なので地球の自転による星の移動は地平線付近でも見られません。

ノクトニッコールは開放からコマ収差を良好に補正していて、多くの天体写真家に愛好されています。しかしどのレンズにも共通することですが、開放よりも1、2絞り絞った方がシャープです。開放では周辺光量も落ちますが、パソコンによる画像処理が発達した現代ではあまり問題にはならないのかも知れません。この写真も開放での撮影ですが、画面で見る限り不満はありません。それよりほとんどスナップ感覚で天の川がこんなにハッキリ写るなんて、フィルム時代には考えられなかったことですね。

Nikon D3 @ ISO 3200
Ai Noct-Nikkor 58mm F1.2S @ F1.2 開放
露光時間 6秒
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by tarosworld | 2010-08-18 13:49 | ギャラリー
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