Photoshopなどで画像処理をする事で様々な不具合を解消する事ができますが、画像処理に関しては以前から賛否両論があり「どこまで許されるのか」という定義が難しくなってきています。と言うのもどこまでが写真の技術で、どこからがPhotoshopの技術なのかという線引きが曖昧だからです。
個人的には写真の技術もPhotoshopの技術も大切であって、補完し合うものだと考えています。例えば以下の例ではどうでしょう。この日は空気が霞んでいて透明度がありませんでした。「撮ったまま」の状態では、とても見られた写真ではありません。 上の写真はRAWファイルからそのまま書き出したもので、一切の画像処理は施していません。ただ、あまりにも空気の透明度が低かったのでPLフィルターを使っています。そこで、この霞を取る為にAperture 3にて加工したのが下の写真です。 どちらの写真の方が美しいかは各々の判断に任せるとして、個人的には画像処理の技術は必要なものであると考えており、「嘘写真」にならない程度なら積極的に加工すべきと考えています。もちろん「嘘写真」の定義も個人差があるとは思いますし、そういう写真が必要な場合も多々考えられます。 もちろん加工をするという事においては何もデジタル特有の事ではなく、アナログの時代でも様々な加工が施されていました。例えば撮影時に様々なフィルターを付ける事もそうですし、写真を焼く過程においても色々な技術で「より良く」見せるという事は当たり前でした。 要は自分のセンスを表現する手段ですから、積極的に加工技術を用いる事は良い事だと考えています。
by tarosworld
| 2010-02-22 15:50
| 写真・カメラネタ
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