写真は撮るのではなく、創るのだ

Ansel Adamsの有名な格言に「You don't take a photograph, you make it」(写真は撮るのではなく、創るのだ)というのがあります。これは私も同感。写真は絵画と同じで表現方法ですから、心で感じたことを自分流に表現したり、あるいは相手が求めることを形にすることも大切です。昔は暗室で自分なりの表現をしていましたが、最近では「手軽に」パソコンで様々な表現が可能になりました。

私は時に頼まれて写真を撮ることもありますが、単に撮って渡すことはしません。やはり自分の感性に合わせた画像処理をしますし、相手が望むことを形にしてから渡すようにしています。先日ある喫茶店のオーナーに写真を撮って欲しいとお願いされ、突然のお願いで店の女性達は準備(それなりの化粧など)をしていなかったのです。でも「奇麗に仕上げるから大丈夫」と伝え、撮影をしました。

でも写真は嘘をつきません。「事実」をそのまま写し出します。下の写真は撮ったままの写真です(クロップしています)。
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写真で拡大してみると、彼女の顔の肌はちょっと荒れ気味ですね。お化粧もきちんとしてこなかったとかで、ちょっと写真日和じゃなかったようです。印象的にも、あまり顔を近づけることはない為に彼女の肌はここまで荒れてはいないんですね。だから目で見た印象を忠実に再現したい。そこで様々な方法を駆使して、以下のように「美肌処理」をしました。
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この方が実際に彼女を見ている時の印象に近いです。もちろんこれは本当の肌ではありませんが、こういう処理を施すことによって実際の印象を再現することが可能ですし、それに何より女性が喜びます(笑)最近のカメラマンは写真の技術はもちろんですが、撮影後の絵作りのセンスや技術も求められる時代になりました。
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by tarosworld | 2010-01-18 15:44 | 写真・カメラネタ
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