上の写真はPC-E Nikkor 24mm F3.5です。このレンズは建物などを下から見上げて撮影した場合のパースペクティブを補正するレンズですが、何しろ値段が高い。そこでPhotoshopで同様の効果を狙って補正してみました。 まずは14mmで撮影した写真 ↓ 少し上を向いて撮影したので、ご覧の通り上の方が細くパースペクティブが付いています。これをPhotoshopで補正したのが、下の写真 ↓ さて、補正後の写真を見るとオリジナルと比較してかなり画角が狭くなっているのが分かるかと思います。これは歪みを補正すると余白が出来てしまうためで、余白をクロップするとこのように画角が狭くなってしまいます。どれくらい画角が狭くなるのかについてはPhotoshopでの補正の度合いによります(より強力に補正を効かせると画角がより狭くなります)。この例の場合縦方向のパースペクティブ補正の値は「-50」で、比較してみると、大体16mmから18mmくらいの画角になるようです。下の写真は16mmの写真 ↓ 補正後の14mmの写真と16mmの写真を比較すると、14mmの方が広く写っている部分もありますし、16mmの方が広い部分もあります。これは歪みを補正した事により生じる別の意味での歪みの為です。 こう見てみると、24mmのアオリレンズを使うよりも14mmで撮影してPhotoshopで補正した方がより広い画角でアオリ効果が得られる場合が多いようです。もちろんこれは補正の度合いによって変わって来ますので一概には言えませんが、アオリレンズの購入は必要性を見いだせなければ見送る事になりそうです。
by tarosworld
| 2010-01-11 08:57
| 写真・カメラネタ
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